婚活アプリで、一向に会おうとしない人の心理と解決策

お世話になっております、ダメ男収集家の株式会社たかだまなみです。自身の失敗経験を元に、右斜め下目線の恋愛コンサルをさせて頂いております。
さて、今回は婚活アプリでやり取りをして幾星霜。やり取りはそれなりに続いているのに、一向にリアルで会ってくれない人への対処法をお伝えして参ります。

ライター:たかだまなみ

ぜんぜん会ってくれない!その気持ちを理解する鍵は●●の感情に有り

「会いたいのに、ご飯に誘うとさらりとかわされてしまって……。どうにかならないんでしょうか」と婚活アプリ歴6ヶ月のK男さん。かれこれ二ヶ月、とある女性と毎日メッセージのやり取りをしており、お相手は絶対に自分に好意があるはずだと言います。ふむふむ、やり取りを拝見すると、お互いの内面のかなり深いところまで話し込んでいる様子。他人に話せないような悩みや家族関係を、事も無げに話している様子は恋人そのもの。イチャイチャを見せられて一瞬胃がぐるぐるした私。いかんいかん。素晴らしい。タニンノシアワセ、スバラシイ!

「最初はご飯に誘ったら何事もなかったかのように、前の会話に戻されたんです。それで趣味の話に切り替えて、その趣味を一緒にやろうよ!と言ったのですがそれも『そうだね〜』で終わり。流石にショックを受けました(笑)しばらくはお誘いはナシで会話だけを続けていたんです。」でも、とうつむくK男さん。「3度目にお誘いしたら『いいですね!そのうち行きましょう!』って彼女は言ったんです。そのうちって何ですかね?今週じゃないですよね。来週?来月?俺は期待していいんですか?俺は彼女にとってのなに?もうナニが何だかわからーん!!」

まぁ落ち着けよ、K男殿。なるほど、お相手の女性の会話のノリの良さからは明るい性格が良く伝わってきますし、これだけ聞くとイマイチK男さんに会おうとしない理由がわかりません。でも私には一筋の……光が見えたのです。「彼女のこと、まだ会ってないけどとても気に入っている。そうですよね?じゃあ私の言う通りにメッセしてもらえます?」

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自信がない人にこそ、本気度を伝えるべし

彼女が気に病んでいる事。それはきっと「リアルで会って相手をがっかりさせたらどうしよう」という心配なんじゃないか、と私には伝わってきました。「ネットワークビジネスやサクラなんじゃないか、騙されているんじゃ……」という不安とは違います。こんなにもイチャコラと込み入った話をできるくらいですから。コンプレックスがかけるブレーキの種類はいくつかあるんです。皆さんの周りにも思い当たる人がいるのではないでしょうか。「こんな自分を好きになってくれる人なんていない。だから自分も誰かを好きになるのは、最初からやめておこう」「相手から好意を向けられると突然怖くなって、逃げ出してしまう」「一番嫌いなのは、自分の事で相手をガッカリさせる事。だから悩んでしまって、行動するまでに時間がかかる」

私の友人の自己肯定・モンスターR子は「だってこんな可愛い私だよ?私と会ってハッピーにならない男っていると思う?」といつもビッグマウス(でかいネズミじゃないよ、”大口を叩く”方だよ)ですが、実績が伴っているのでウンウンと頷くことにしています。皆がR子のような自己肯定・モンスターだったら良いのですが、現実は違います。多くの人は自分に自信がありません。(私もコンプレックスをこじらせたプロのメンヘラですドヤッ!)男女限らず、草食傾向のある人たちは、自己肯定できないトラウマや心身のコンプレックスに深く悩んでいたりします。だからこそ必要なのはあなたの本気度をしっかり伝え「そんなに想ってもらえるなら応えたい!」と感じてもらうこと。そしてお相手を傷つけたり無下にしないと約束し、安心してもらうことなんです

「見えたぞっ!エンディングが!」と私はR男さんにメッセージを送信してもらいました。するとやっぱりキターーー!!!「変に思わないでくださいね。実はR男さんのことは信頼しているんですが、私、あなたを楽しませる自信がないんです……」ここで引いてはいけない!すかさずK男さんに彼女と電話で話すよう提案。「電話するのはあくまで安心してもらうため!なんで会ってくれないんですかとか余計なことは言わず、いつものような会話を心がけて!いつも君と会話できて嬉しいんだ、ありがとうと言って!」と鬼の形相だったであろう私。そして電話を切ったR男さんは微笑みました。「来週末、会う事になりました!」(まじで実話)

迷いの気持ちの裏にはコンプレックス。優しくサポートして

私は都内で自己肯定感BARという、ニッチにもほどがあるBARを不定期開催しています。どうにも自分に自信がなくて行動できない。どこへいっても人間関係でトラブルになってしまう。相手と比較する癖に苦しんでいる。そんな気持ちがどこからやって来るのか探る、ゆるい語り場で、安心して話すことができる安全基地を目指しています。その中でも恋愛に踏み出せない30代、40代の方の話をよく聞きます。

とある参加者は「草食系とひとくちに言っても、欲が薄いわけじゃない。でもコンプレックスのせいで、どうしても行動するまでに時間がかかる。同じような想いを持つ人と、時間をかけて仲良くなれたら理想なんですけどね……」と言います。本当にそうですね。他人と語り合うことで自分で自分の足に”カセ”をつけている事に気がつき、コンプレックスの根っこに向き合う。すると他者との関係も改善していくことができます。困難な道ではありますが、どうせやるなら楽しく。一人で悩むよりもずっとスッキリできると感じています。

「なんでこの人はこんなに決断力ないの?」「時間がかかりすぎる」そうイラっとする前に、お相手がスムーズに動けないことに、寄り添ってみてはいかがでしょう。(この部分で悩んでいたんだ。昔あったことがトラウマで動けずいるんだ)と発見する頃には、お互いの弱みも打ち明けられるような、素敵なパートナーシップが出来上がっているでしょう。自分だけで弱さを克服できる人は多くありません。ぜひあなたの優しさで、お相手をサポートし励ましてください。それこそが、強い絆の土台となるはずですよ。それではまた!

お相手の気持ちに寄り添いながら

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記事を書いた人

たかだまなみ(たかだまなみ)

「ピンチこそチャンスの序章!結婚してもっと自由になろう!」
株式会社たかだまなみ

世界からダメ恋愛に傷つく人を減らすため、自身の失敗談をさらす精神的露出狂。楽しい恋愛、自由な結婚に役立つ<実体験に基づくメソッド>をお伝えします!

たかだまなみTwitter

https://twitter.com/manadum

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