二人のお金の話：共通財布？別管理？
同棲や結婚をすると、生活だけでなく「お金の管理」も二人で考える必要が出てきます。これまでのライフスタイルが違うからこそ、お金に対する価値観も異なったりして、どうお金を扱うかで悩むカップルも少なくありません。
この記事では、お金の管理の仕方の主流である「共通財布」「別管理」のスタイルについて紹介し、それぞれのメリット・デメリットを考えていきます。
ライター：ゆかり
共通財布スタイルとは？メリット・デメリット
生活費や貯金、娯楽費などすべてを二人でひとつの収入・支出として管理する方法の、共通財布というスタイルがあります。 同棲や結婚と聞くとこちらをイメージする方も多いのではないでしょうか。
このスタイルのメリットは
・家計の全体像が把握しやすい
・一体感が生まれる
・将来設計が立てやすい
といったことがあげられます。
反対に、使いすぎへの不満や監視感が出やすい点や、個人の自由度が減るという点がデメリットとなりやすいです。
そのため、収入に応じた割合で負担額を変えたり、それぞれが自由に使う金額を用意する工夫をすると良いでしょう。 例えば「毎月のお小遣いはお互い一定額確保し、それ以外はすべて共通財布に」というルールを作ったカップルも。「一緒にアプリで家計を管理するようにしたら、節約もゲーム感覚で楽しめるようになった」という声もあります。
このスタイルでは、お二人ともが無理なくできる方法を探してみてくださいね。
別管理スタイルとは？メリット・デメリット
DINKS家庭や同棲カップルの間で広まりつつある管理スタイルとして、収入や支出をそれぞれが管理し、必要な費用だけを出し合う方法（割り勘型・担当制など）も見られます。
このスタイルのメリットとしては、
・金銭感覚の違いが衝突しにくい
・個人が自由に使えるお金が保てる
といった点があげられます。
一方で、将来設計が立てづらかったり、貯金や資産形成がバラバラになりがちなので、先を見越した共同貯金なども並行していくことがおすすめです。 「旅行費用だけは二人で毎月5千円ずつ積み立てている」「将来の子ども関連費用だけは共同口座に貯めている」といった“部分的共通化”でバランスを取るカップルも増えていますよ。
このスタイルでは、お二人が将来に叶えたいことに対する目標を設定をして、楽しみながら取り組めるようにしてくださいね！
どう選ぶ？二人に合ったお金の管理方法
それぞれのライフステージや収入差、価値観によって最適解が異なる金銭管理事情ですが、あなたのスタイルに合う方法はイメージできたでしょうか。 もちろん、お二人の生活を長期的に見た時には、ライフステージに応じて最初は別管理→結婚後に一部共通化など、場面によって柔軟に変えることも必要になってきます。
大切なのは「話し合い」と「見直し」の習慣を持つこと。
どちらか一方に負担や不満が偏ってしまわないように、先を見据えた視点を交えながら、パートナーと都度話し合っていきましょう。 何度も対話を重ねることで、お二人にとって心地よい“お金の距離感”が見えてくるはずです。お金の管理も、暮らしと同じように“二人らしさ”を育てていく大切なプロセス。ぜひ前向きに向き合ってみてくださいね。
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