一生独身でいいの!?生涯独身になる可能性の高い人の共通点とは

晩婚化や女性の社会進出などの影響もあり、現代の結婚に対するイメージは多種多様になりました。中には、「自分はもう一生独身で良いや」と思っている人もいます。

今回は、一生独身になりやすい人の特徴やデメリットを、とくに男性に絞ってご紹介します。女性とのお付き合いが面倒で、単に煩わしさから逃げるために独身を選ぼうとしている男性は、ぜひご一読ください。

男性は一生独身でもいいと考える特徴がある?

2015年のデータですが、国税調査を見ると、1950年ごろの成人男性に比べ、未婚者の割合が増えているようです。

調査結果によると、1950年の未婚男性の割合は以下のとおりでした。

・20歳~24歳・・・82.7%
・25歳~29歳・・・34.3%
・30歳~34歳・・・8.0%
・35歳~39歳・・・3.2%

一方、2015年を見ると全体的に増加していることが分かります。以下のように、とくに30~39歳の増加率が高く、65年前に一桁台だったのが嘘のようです。

・20歳~24歳・・・95.0%
・25歳~29歳・・・72.7%
・30歳~34歳・・・47.1%
・35歳~39歳・・・35.0%

また、50歳の時点で未婚状態にある男性の割合も増加しており、ここ20年のうちに約5倍にまで増えました。女性も増加傾向にあるのですが、男性に比べると10%近く少ないため、余計に男性の未婚割合の増加が目立っています。

この50歳というひとつの区切りは、生涯未婚率を算出する目安にもなっているのをご存知でしょうか。45~49歳と50~54歳の未婚率の平均から算出した率なので、厳密には生涯独身を貫いた方の純粋な割合ではありません。

しかし、50歳以上で結婚する人は非常に少ないため、50歳をひとつの区切りとして、生涯未婚率の目安とされているのです。

見方によっては「50歳以上でも結婚をする人は一定数いる」とも考えられますが、一方で一生独身でい続ける人の数も増加しています。50歳以上になってから結婚するような、極端な晩婚化が進んでいるわけでもないようです。

その理由はさまざまですが、昔と比べると結婚の必要性を感じなくなったことが男女共に原因のひとつとなっています。男性は女性のように親から結婚を急かされたり、周囲から独身をからかわれたりする機会が少なく、体裁のためにとりあえず結婚しよう!と焦ることがありません。

そのような特徴を持っている男性だからこそ、50歳を過ぎてもとくに結婚を急ぐことなく、一生独身でも良いかなと思ってしまう人が多いのでしょう。

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一生独身になってしまう男性の特徴は?

今や『結婚できない男は甲斐性なし』という風潮は通用しない世の中です。女性側に事情があるように、男性にだって結婚しない事情やあえて独身を選ぶ事情があります。

たとえば、一生独身で良いやと考える男性に共通する特徴は、以下のようなものがあげられます。

仕事を優先したい(仕事が楽しい)
女遊びがしたい(一人に縛られたくない)
家族への責任を負いたくない
理想が高い(故にチャンスを逃している)
マイペース(相手への配慮ができない)
一人が好き(他人と暮らしたくない)

女性が婚活にいそしむ20代後半から30代までは、男性にとって出世がかかっている時期に当てはまるケースが多いです。企業や業界によっては、この時期にある程度の実績を作っておかなくては、一生の出世に響くことも珍しくありません。

そのため、正直に言うと女性にかまけている暇なんてない!んです。お互いの休みに軽くデートするくらいなら良いけれど、「式場はどうする?」「神前式?家族婚?」「招待客は誰までにする?」なんて、いちいち考えていられません。

男性からすれば今が勝負時で、将来の世帯収入など家族にも関係する大事なことなのに、女性に横槍を入れられるのは鬱陶しいもの。大事な時期に結婚のことばかり口にされると、「俺が一生、安月給でも文句言うなよ?」なんて言ってしまいたくなりますよね。

また、純粋に仕事そのものが楽しい場合もあります。新人時代を終え、後輩もできて業界でそれなりの人物になってきたら、仕事に感じるやりがいは何倍にもなるでしょう。そんなときに、仕事を邪魔する要素は持ちたくありません。

ひとりの女性に決めるより、もう少し遊んでいたいと思う男性もいます。とくに毎日多くの人と出会う機会に恵まれている人の場合、もしかしたらもっと魅力的で夢中にさせてくれる女性がいるのでは、と思ってしまうものです。早々にひとりに絞って、責任を負ってしまって良いものか躊躇します。

少し自己中心的な理由をあげるなら、誰かと暮らして生活リズムを崩したくなかったり、潔癖症や完ぺき主義すぎて、そもそも誰かとの共同生活自体が困難だったり。

これは理想が高い人の特徴とよく似ているのですが、自分の思いどおりにならないなら、結婚しなくて良いやと思ってしまうタイプです。

ただし、このような人は自分のほうからお断りしているつもりでも、女性のほうからNGを出されていて気付いていないだけの場合が多いので、要注意。

一生独身は覚悟が必要!デメリットは?

一生独身でいることのメリットはやっぱり、誰にも責任を持たなくて良いこと。貴重な休日に家族のために車を出す必要もありませんし、行きたくもない旅行のために宿を予約する必要もありません。

重要な商談のときに子どもが病気になる心配もなく、趣味のコレクションを妻に勝手に処分されることもないでしょう。

一方で、一生独身でいるからこそ負わなくてはならないデメリットもあります。単純に自分はモテないから生涯独身を貫くぞ!と思い込んでいるだけの方は、一生独身でいることのデメリットをきちんと理解しておきましょう。

孤独死のリスクが高い
今は良くても将来さみしさに苛まれる
身内に生活のサポートを期待できない

一生独身でいるということは、妻も子どももいないので、高齢者になっても一人暮らしを続けることになります。

長寿科学振興財団によると、独居老人を男女別で見た場合、男性の独居老人は女性の独居老人よりも急激に増加しているそうです。地域コミュニティでの孤立も男性のほうが多いのだとか。

その理由は、皮肉にも自立した人生を送ってきたから、だそうです。これまで自立して生きてきたから、ご近所との付き合い方が分からないし、仕事関係以外で新しい友人関係を築くことが難しい。

高齢者になるまで仕事に打ち込んできた人ほど、老後は地域で孤立しやすく、家に引きこもりがちになり、孤独死してしまうのです。

また、気にしていないつもりでも、ふとした瞬間にさみしさを感じることがあります。同窓会に元クラスメイトが子どもを連れて来たり、同僚が子どもの誕生日プレゼントで悩んでいる姿を見たり、誰かの幸せそうな笑顔を見ると孤独を感じてしまうのです。

自分はペットを飼っているから、友人が多いから大丈夫だ!孤立も孤独もない!と思う人もいるかもしれません。でも、ペットは孤独を癒してくれても、あなたの世話を焼いてくれるわけではありませんし、友人も四六時中あなたの側にいるわけではありません。

もしあなたが病気で倒れても、24時間つきっきりで看病してくれる家族はいないのです。若いうちは親兄弟を頼ることができますが、高齢者になってしまえば、誰にも頼ることはできません。

一生独身でいるということは、社会的にも精神的にも、生活面でさえも孤独を耐えねばならない日がくることを覚悟しなければならないのです。生活など一部の悩みはお金で解決できますが、相応の収入が必要となるのは言うまでもありません。

まとめ

結婚に対し、女性ほど深刻なタイムリミットを感じない男性は、「いっそ生涯独身を貫こうかな」と気軽に決めてしまいがちです。

今の仕事が楽しいから、もっと色んな女の子と遊びたいから、責任を持つ覚悟がないから、と婚活を後回しにしていては、すぐに『生涯独身』のボーダーに近づいてしまいます。この記事でご紹介した特徴に心当たりがある方は、改めて一生独身についてのメリットデメリットをよく考えてみましょう。

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